こんなことがありました
会社の同僚のOLとこんなことがありました。
彼女はほんとに美人で、社内の人気も高く、ちんけな僕にはまさに高嶺の花、
だから他の男性が彼女にアプローチしているのを横目に彼女への恋心を
押し殺してただただ僕は仕事に没頭していたんです。
そんなある日のこと。
殺人的な忙しさで、その日も残業で一人さみしく誰もいない
部屋で黙々と企画書を作成していたところ、ふと僕の横に人影が現れました。
例の彼女でした。
とっくに退社して今頃は同僚の社員たちとよろしく飲みにいっているだろうなどと
思っていたのですがなぜか彼女は帰らず車内に残っていたのです。
部屋の薄暗い蛍光灯の明かりが彼女の口に塗られた紅を怪しく鮮やかに浮き立たせていました。
幻想的かつ眩惑的な空気が部屋を覆う。
沈黙に耐え切れず
「どうしたんですか?」と尋ねてみる。
当然の疑問を発するも彼女は僕をじーっと見たまま微動だにしません。
そして僕の質問を無視してこう言ったのです。
「ついてきて」
誘われるがまま彼女の後を追い、会社を出ました。
しばらく歩くこと30分。
着いた先がなんとラブホテルです。
目がテンになりましたよ。
全く持って奇想天外、どういう意図と論理でこのような流れになるのかさっぱり分からず佇んでいた僕の手を
とり彼女がまたも先導しホテルの中でIN。
事を終えた後、
クエスチョンの洪水で頭が満たされた僕は彼女に思い切って聞きました
「いったいどういうこと?」
聞くと、彼女は社内で多くのセフレを抱えていました。
アプローチしていた社員はその噂を知り、自分もそのセフレに加えてほしいがために
彼女に近づいていたようです。
しかし退屈なアプローチにはもはや飽き飽きしていた彼女は相手にしようとしない。
それどころか
「もうそろそろ結婚適齢期でこんなことをやっている場合ではないな」
などとセフレ界からの引退を考えていた。
そんなことを思っていた矢先にちらちらと嫌らしい流し目で見てくる奴がいると感じていたようで、
その視線の正体を探った先にこの僕がいたわけです。
ちんけな容貌をしているくせに、向ける視線がいやに洗練されたエロスを感じたらしく
「ま、卒業する前にもう一人いいかな」と思って僕を誘ったようでした。
「みなに内緒ね」と語り、彼女はラブホテルの部屋から出ていきました
残された僕は思いました。
「女性は分からん。。ただ容貌が悪くても希望は持つべしだな」と。

